Q11 インプラント治療法にはいろいろな方法があるようですが、簡単に説明してください
一言にインプラント治療と言っても、ものすごく多くの方法があります。
恐らく意味が解らないことになると思いますので、基本的なところだけ簡潔にお話しします。
まず、インプラント治療には、1回法と2回法があります。
ここでいう、1回、2回とは「手術の回数」のことをいいます。
インプラントのスタンダードは2回法です。
しかし、最近は患者さんの身体的負担を考えて、1回法も増えてきているようです。
しかし、1回法にすることにより失敗のリスクが高まる、と歯科医師が判断すれば迷わず2回法を選ぶようです。
もう一つ説明します。
それは、遅延荷重と即時荷重インプラントです。
遅延荷重とは、従来の手順通り、インプラントを骨の中に埋め込んでから3~6ヶ月の期間をおいて、インプラントと骨がしっかりと固定されてから、歯の土台となる部本を取り付けて、かぶせ物を付けるという手順。
一方、即時荷重とは、インプラントを骨の中に埋め込んだ時に、すぐに仮の歯をインプラントに取り付けるというものです。
患者にとっては、少しでも早く歯が入ることを期待しますが、限られた症例や様々な条件があるようです。
歯科医師の技術もかなり高度なものが要求されるようです。
基本は遅延荷重インプラントであることは、押さえておいてください。